京都市、8職種で副業人材公募。
「移住促進」「海外寄付推進」「DX」
「アート市場活性化」など週1〜勤務で募集。

世界遺産を含む歴史的建造物、食や祭りなどの暮らしに息づく文化、四季を感じられる山に囲まれた自然。日本の象徴ともいえる魅力を築いてきたのが京都です。全国一厳しい景観政策を実施し、ブランド総合研究所の「市町村 魅力度ランキング」でも最高評価を獲得。その文化的魅力から国内外の多くの人に愛される都市となっています。一方で、実は学生・高齢者の比率が高く、非課税の神社仏閣も多いなど「納税者が少ない」ことはあまり知られていない事実。税収面の改善は取り組むべき大きな課題です。

こうした課題を乗り越え、日本を代表する都市としてさらなる発展を実現していくために──2021年には「5つの都市デザイン」を目指す「都市の成長戦略」を策定。目指すのは、若い世代に選ばれる千年都市、文化と経済の好循環を創出する都市、持続可能性を追求する環境・グローバル都市、「知」が集うオープン・イノベーション都市、伝統と先端が融合するデジタル創造都市の5つの顔を併せ持つ都市です。歴史・文化・自然などの京都の魅力と時代の潮流を掛け合わせ、新たな価値の創造を目指しています。

その実現に向け、京都が注力しているのが外部人材の登用です。例えば2021年には東京事業所にて2名の副業人材を公募し、採用に成功。副業での勤務でありながら、首都圏企業との連携強化や「ビジネス都市・京都」のブランディングを推進しており、市内への企業誘致に向けてすでに多くの成果を残しています。こうした京都の新たな挑戦を、様々な分野でさらに加速させていくために。今回、8職種の大規模な公募プロジェクトが始動します。

「5つの都市デザイン」の実現に向け、京都市が必要としているのは外部のプロ人材の知見。そこで今回、8職種での一斉公募が決定しました。すべての職種が、週1日〜勤務を想定した副業人材としての募集。リモートワーク中心の勤務も可能とするなど柔軟なワークスタイルを認め、より幅広く、優れた知見を有する人材を募る狙いです。

税収増加に直結する分野だけでなく、今までにない価値を生み出していくための新しい分野も含めた8職種での一斉公募。京都での暮らしや働く魅力を発信する「若い世代の移住・定住促進担当」、ビジネス都市への変革を目指す「企業誘致の推進担当」、公民連携施策の推進に向けた資金調達を担う「ファンドレイジング推進担当」。さらには文化と経済の融合で新たな価値を創造する「アート市場活性化担当」、世界中から支援を募る「海外からの寄付受入れ推進担当」、公園を拠点に公民連携で地域活性化につなげていく「公園利活用の推進担当」、地域・社会のＤＸで都市のさらなる活力と魅力の創出を目指す「DX推進担当」、循環型経済をつくる「循環経済への更なる移行促進担当」と、多様な分野でプロ人材を公募します。

エン・ジャパンは『エン転職』『AMBI』『ミドルの転職』『エンジニアHub』『engage』といった各種求人サービスに求人を掲載。応募を募るだけでなく「入庁後の活躍」まで見据えた支援を行ないます。まだ活かしきれていない京都のポテンシャルを引き出し、千年続く都の“新たな姿”をつくっていく──このミッションへの挑戦者を、お待ちしています。