行政にクリエイティブの力を──「デザイン都市・神戸」の挑戦。
再整備が進む都心・三宮、開港153年を迎えた神戸港など、街と自然が調和した魅力を有する兵庫県神戸市。実は長年にわたって、クリエイティブの力を行政にとり入れようと取り組んできた国内有数の「デザイン都市」でもあります。
2007年には「デザイン都市・神戸」という方針を掲げ、翌年にはユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市にも認定されました。例えば、神戸と世界中をつなぐ拠点を目指した「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」の設立や、芸術分野の知見を備えた市職員の増員に向けた「デザイン・クリエイティブ枠」での人材採用、さらに民間のクリエイティブディレクターの登用など、様々な取り組みを行なってきたのが神戸市です。
しかし、その挑戦はまだ道半ば。特にいま課題感を持っているのが「コミュニケーションのデザイン」です。伝わりやすいコミュニケーションで、市民と行政の距離を縮める。行政サービスへのアクセシビリティを高める。そのために必要なのが、今回公募するコピーライターと映像クリエイターの力です。
言葉と映像の力で、神戸を変えたい。クリエイター公募開始。
久元市長を筆頭として「行政としてのサービスは、使われるところまでが大切」という考え方を重視する神戸市。今まで以上に市としてのコミュニケーションの質を高めていくために、今回、言葉と映像のプロを「週3日勤務・副業OK」という新しい形で公募することを決定しました。今までとは異なる形で募集を行なうことで、より幅広い人材を迎え、優秀な「庁内クリエイター」を増やしていく狙いです。
目指すのは「市民にとってわかりやすい、使ってもらえる行政」。例えばコピーライターなら、行政サービス・制度の要旨が端的にわかる表現を考えたり、サービスの対象となる市民の方々に認知してもらえる方法を検討したり。市民に寄り添い、心地よい行政体験を実現できるコミュニケーションをデザインすることが期待されているポジションです。
また映像クリエイターによる動画活用も、強化したいポイントのひとつ。すでに11万人の登録者を持つYouTubeチャンネル「kobecitychannel」を運営する同市ですが、さらなる強化を図っていく考えです。PR動画だけでなく、行政サービスの利用手続きを解説する動画など、様々な映像の制作・ディレクションを通じて市民とのコミュニケーションを活発化させていくことが期待されています。
医療・福祉・防災・教育……市民にとって身近で重要な情報を、正しく、伝わりやすい形で届ける。もちろん、市が持つ魅力も余すところなく市内外へ伝えていく。そんな「行政コミュニケーション」の新しいモデルケースを作っていくための募集です。人材の採用から入職後の定着・活躍までエン・ジャパンが支援。「エン転職」「AMBI」「ミドルの転職」「engage」といった求人サービスを通じて応募を受け付けます。クリエイティブの力を駆使して、市民と行政の距離を縮める。その挑戦を、エン・ジャパンは全力でサポートいたします。
インタビュー記事
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