トヨタの技術を宇宙、そして未来の地球へ──トヨタが挑む、世界初の有人与圧ローバー「ルナクルーザー」の開発。
1972年のアポロ17号以来途絶えていた有人月探査が、再び動き出します。アメリカ航空宇宙局(NASA)主導のもと、50カ国以上が参加し、国際協力のもと動いている「アルテミス計画」。月面への有人着陸および長期滞在を通した持続的な月探査、そして将来の有人火星探査を見据えた各技術実証を行なうことを目指す、国際宇宙探査計画です。同計画において日本人宇宙飛行士には2回の月面着陸機会の提供が決まっており、米国人以外の月面着陸が実現すれば、初の事例となります。
日本は、同計画における重要な役割を担う「月面探査車」の開発が任されており、そのミッションに挑戦しているのが、日本が誇る世界的自動車メーカー、トヨタ自動車株式会社です。同社はJAXAと共同で、月面を走行する有人与圧ローバー(同社愛称:ルナクルーザー)を研究開発。同探査車は世界初となる月面での「居住機能」と「移動機能」を併せ持つ有人宇宙機として、現在検討が進められています。
重力が地球の6分の1、温度はマイナス170~120℃、表面は月の砂(レゴリス)…といった厳しい月面環境に耐える技術が求められるルナクルーザー。そこでトヨタ自動車が実装を目指しているのが「再生燃料電池」「オフロード走行性能」「オフロード自動運転」「UX(ユーザーエクスペリエンス=居住性、視認性、操作性など)」の4つのコア技術です。これらの技術は地球上での技術革新にも貢献する可能性を秘めており、極限環境での耐久性や効率的なエネルギー利用技術は、災害時の救助活動や過酷な環境でのインフラ整備に、月面での循環型システムの開発は、地球上でのカーボンニュートラルの実現や持続可能な社会づくりに寄与することが期待されています。
2031年度の打ち上げ、そして宇宙での実用化を成功へ導け。技術系から事務系まで計21ポジションを一斉公募。
2031年度の打ち上げを目標に、いまも続くルナクルーザーの研究開発。月面探査の新たな可能性を切り拓く重要なコンポーネントとして世界各国から注目が集まる中、より迅速かつ精巧に技術開発を進めていくには、各領域において高度な専門性を有するより多くの仲間が必要です。
そこで今回エン・ジャパン協力のもと、各システム・コンポーネントの開発担当や機構開発・解析・検証担当といった技術系のポジションをはじめ、プロジェクト管理といった事務系のポジションまで、全21職種で一斉公募を行ないます。いずれもルナクルーザーの実用化、さらには国際宇宙プロジェクトの成功に欠かせない重要な役割を担うポジションです。
エン・ジャパンは「ミドルの転職」「AMBI」「エン転職」といった求人サービスを通じて募集をサポート。人材の採用から入社後の活躍・定着まで一貫して支援します。歴史に残る国際宇宙プロジェクトに貢献する。そして、宇宙と地球を繋ぐ新たな価値を創造する──これまで培ってきた技術を宇宙で活かす、志ある方からのご応募をお待ちしています。
インタビュー記事
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