国の財政執行を監督する機関、「会計検査院」。デジタル活用を加速させ、新たな検査体制の構築に挑む。
国会、裁判所、内閣のいずれにも属さず、140年以上にわたり独立した立場で国の財政を監督してきた「会計検査院」。国の収入支出の決算、政府関係機関・独立行政法人等の会計などの検査を通して、国の予算が適切かつ有効に執行されたかチェックする役目を担う、国の財政活動を健全に維持するうえで欠かせない“国家の財政執行の番人”です。
検査対象から提出された資料を検査する「在庁検査」と、事業の実施場所や検査対象機関の事務所などに出張して行なう「実地検査」、主に2つの手段によって検査を行なう同院。これまで、こうした検査における文書管理は紙が中心でした。一方で、検査対象である政府各省庁などにおいては、近年、紙からデータへの移行が進んでいる状況。財政を監督する会計検査院においても、デジタル活用を更に加速させ、新たな検査体制を確立することが求められています。
すでに院内においてデジタル化の動きはありつつも、さらなる推進のためにはより専門的な知見・経験を有する人材が不可欠です。そこで今回、会計検査院におけるDXを中心となって推し進める人物を、エン・ジャパン協力のもと外部から採用することになりました。新しい検査の仕組みを構築し、国家の財政監督を強化することで、より信頼される透明性の高い行政への貢献を目指します。
DX人材と公認会計士を公募。国家公務員試験は介さず、一般企業に近い形で選考を実施。
今回募集するのは、行政データを用いた効果的な検査体制の確立を担うDX人材。会計検査院のデジタル活用の推進を中心になって行なう重要なポジションのため、データ分析やデジタルに関する知識を豊富に有する人材からの応募が期待されています。加えて今回は、検査体制を強化するべく公認会計士も公募。特定任期付職員として専門的な知識経験の発揮が期待されており、検査対象先の運営状況や財務書類などの検査を行なう想定です。
いわゆる国家公務員試験は介さず、面接や小論文を用いて一般企業に近い形で選考を実施します。幅広い人材からのエントリーを募り、これからの会計検査院に必要な人材の確保を図る狙いです。エン・ジャパンは「エン転職」「AMBI」「ミドルの転職」といった求人サービスを通じて募集をサポートし、人材の採用から入庁後の活躍・定着まで一貫して支援します。これまで培ってきた経験を活かし、新しい検査の仕組みを構築する。国の財政監督を強化し、より透明度の高い行政への貢献を目指す──大きなミッションに挑む方からのご応募を、お待ちしています。
インタビュー記事
下記バナーより「AMBI」内の特別インタビュー記事もご覧いただけます。