教育の当たり前を変えてきた茨城県。多様な教育を実現すべく、全国初の「新たな教員採用選考」を実施。
150年間変わらない教育システムにメスを入れ、学校教育の当たり前を変えてきた茨城県。生徒の探究心を育む教育の形を模索し、これまでに都道府県立として全国最多となる13校の中高一貫教育校を設置してきました。2023年度には全国初となる公立のIT専科高校「IT未来高等学校」と、県内初の科学技術科を持つ「つくばサイエンス高等学校」を開校するなど、前例にとらわれない教育改革に取り組んでいます。
新たな教育を実現するため、茨城県が特に注力してきた取り組みの一つが、様々な経歴を持つ人材を教育現場に迎え入れること。実際、これまでに電通のクリエーティブ・ディレクターや花王のマーケター、PwCコンサルティングのコンサルタント、NHKのプロデューサーのほか、文部科学省・内閣府・総務省などで経験を積んできた国家公務員出身者など、様々な経歴を持つ人材を「校長」として採用してきました。
今後も子どもたちに多様な教育を提供するには、こうした様々なバックグラウンドを持つ教育者をより多く教育現場に迎え入れることが不可欠。そこで茨城県が次に挑むのが、全国初の試みとなる「新たな形式での教員採用選考」です。従来の選考とは異なり、志願者が一次試験の受験方法を選択できる形をとることで、民間出身者を含め様々なバックグラウンドを持つ教員の採用につなげる狙いです。
「教職専門試験の廃止」は全国初。新しい選考方式で、公立校の教員を民間などから公募。
今回募集するのは、公立の小学校・中学校・高校・特別支援学校の教諭と養護教諭、栄養教諭です。応募には教員免許状を必須としますが、採用試験においては、これまで一次試験で実施してきた、教育に関する総合的な知識を問う「教職専門」を廃止。受験の準備にかかる負担を軽減し、志願者の増加を図ります。
加えて、幅広い人材に応募機会を開くべく、外部試験「SPI3」による選考枠を新設し、一次試験において志願者が「専門教科・科目のテスト」もしくは「SPI3」のいずれかから受験方法を選択できる形で選考を実施します。新設枠は採用予定人数のうち200名程度を対象とする想定です。また、着任後の活躍・定着を支援すべく計画的に研修を実施し、教育体制の底上げも行ないます。
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特別「校長密着」動画
エン・ジャパンの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を通じて校長に着任された電通の広告クリエイター・福田崇さん。その一日に密着した特別動画もぜひご覧ください。
水海道第一高等学校・附属中学校 校長 福田 崇さん(株式会社電通より在籍出向)
インタビュー記事
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