日本経済と国民生活を守る。
金融庁が3つの専門分野で検査官を公募

金融はよく、経済活動における「血液」に例えられます。お金の流通がなければ、国の経済や国民生活を動かせないからです。金融の動きが健全で、好調に推移しているほど、国内外からの国への信用も高まります。

つまり、日本の金融全体の監督を担う金融庁は、日本の“信用”を守る存在。高い専門性を発揮しながら、様々な金融制度の企画・立案や、金融機関の検査などを通して、より良い経済と国民生活を生み出すミッションを担います。

しかし、各国において金融を守ることは、年々難しくなっています。それは、金融機関を危険にさらすマネーローンダリングやテロへの資金供与といった犯罪、金融システムに向けたサイバー攻撃などにおいて、昨日までなかった新たな手口が生まれ続けているからです。さらに、予測不能な国際情勢やマーケットの変化なども、金融の安定稼働を危険にさらしています。

そうした外的要因から日本の金融を守るため、金融機関ごとの状況を正確に把握し、リスクを生み出しやすい“穴”を事前に見つけ、改善を促す「検査官」の存在が不可欠。今回金融庁で公募を行なう「マネーローンダリング・テロ資金供与対策担当官」「サイバーセキュリティ対策担当官」「市場リスク担当官」の3職種は、庁内でも特に専門性の高い分野を担当するポジションです。

日々変わりゆく敵と戦い続けるためには、庁内に今あるノウハウだけでは不十分。金融犯罪、サイバー攻撃、市場リスクについての新たな知識や情報を常に取り入れ続けることが必要です。そこで今回、エン・ジャパン支援のもと、ITや金融の専門性を有する人材を広く公募することを決定しました。「エン転職」「AMBI」「ミドルの転職」「engage」といった各種求人サービスで応募を受け付け、入庁後の定着・活躍までエン・ジャパンが一貫して支援します。

外部で様々な経験を積み、専門知識やスキルを磨いてきた中途人材こそが、これからの金融庁には不可欠です。実際、今回募集する部署はいずれも半数以上が民間出身の中途採用職員。個々が自身の経験や知見を存分に活かし、意見を発信し合う風土が、より良い仕事につながっています。この公募プロジェクトを通じ、外部人材の登用をさらに強化する狙いです。

今回入庁される方にも、ぜひこれまで培ってきた経験や知見を活かし、各分野の担当官として金融庁に新たな風を吹かせてほしいと期待されています。日本の“信用”を、自らの手で守っていく。そんな情熱を持てる方に、ご応募いただければ幸いです。