●面接辞退・内定辞退はなぜ起こる?内定者の辞退理由と防止策

面接辞退・内定辞退はなぜ起こる?内定者の辞退理由と防止策

現在、多くの企業が内定辞退者に悩まされています。「2015年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」によると、新卒内定辞退率が3割以上と回答した国内企業の割合は、業種別では小売りが62.5%、サービス・インフラが47.7%、業種全体では43.8%に上っています。内定辞退や面接辞退はなぜ起こるのでしょうか。今回は内定者の辞退理由と防止策について考えます。

●面接辞退・内定辞退の理由

やむを得ない理由から内定を辞退するケースはありますが、多くの場合、会社に関する理解が不十分であったり、コミュニーケーションが不足していたりすることが内定辞退の原因です。

この会社で働きたいという動機付けが乏しいため、応募者は内定後に他企業の求人広告を見て、「他にもっと良い会社があるのではないか」と考えてしまいます。

 

複数の会社から内定をもらっている応募者の場合、最終的に入社企業を1社に絞り、他の会社の内定は辞退する必要があるため、会社の魅力を十分に伝えておくことが重要です。

担当採用者が多大なコストと労力をかけて採用活動を行ったにもかかわらず、内定辞退が発生することは会社にとって大きな損失です。人材確保に支障をきたす恐れもあります。

【対策1】会社への理解を深めてもらう

会社への理解を深めてもらう

応募者は会社に関する理解が不十分である可能性があります。特にB to B 企業は消費者との接点が限られ、B to C 企業と比較して知名度が高くありません。

 

応募者に会社の理解を深めてもらうためには、自社ホームページを通じて会社の事業内容やビジョン、社風を情報提供するだけでなく、さまざまな機会を利用することにより、応募者と会社との接点を増やすことが重要です。

 

内定辞退防止の取り組みの1つとして、面接日に社内見学を実施することが挙げられます。将来、自分が会社で働くイメージを持たせるために、応募者が社員と接する機会を見学時、あるいは内定者懇親会などの際に設けます。応募者は自分の数年先の姿を想像し、「自分の夢や目標をこの会社で実現できる」という明確なイメージを持つことができるでしょう。

【対策2】応募者のスキルに対する不安を解消する

応募者のスキルに対する不安を解消する

技術系職種の場合、応募者は自分のスキルに自信が持てないために内定辞退することも考えられます。内定期間中にスキルを身に付けるためのトレーニングを実施したり、内定者同士でグループワークを行ったりすることにより、自信を持たせることが大切です。

 

内定者同士の活動は内定者の絆を強め、内定企業への愛社精神を醸成します。活動を通じて得られる「絆」や「愛社精神」は内定辞退を防ぐことにつながります。

【対策3】面接後のフォローは細やかに

面接後のフォローは細やかに

採用担当者の中には、「多忙な時間を割いて面接をしてあげたのだから、応募者がメールの1通でも送ってくるのが当たり前」と考える方もいるかもしれません。

しかし面接辞退・内定辞退を防ぐためには、面接後の細やかなフォローが重要です。面接後のフォローにより他企業へ流れてしまうことを防止しましょう。

 

メールを定期的に送り、内定者との良好な関係を維持してください。形式的なメールではなく、社内の様子などを写真付きで送ると良いでしょう。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用したフォローも効果的です。

●おわりに

今回は内定者の辞退理由と防止策についてご紹介しました。優秀な人材の確保はビジネスの成功につながります。内定辞退を仕方ないと思わず、採用担当者は内定辞退が発生する理由を分析し、防止策を講じることが重要です。応募者に会社の具体的なイメージを持ってもらい、面接後は細やかなフォローを行いましょう。