履歴書の特技って何を書けばいいの?
履歴書によっては項目が設けられている趣味・特技欄。一見、資格や職歴と比較して業務との関連性が低そうなので、「何を書けばいいのかわからない」という方もいらっしゃるようです。特に特技の場合、「趣味と特技の違いがわからない」、「特技と言えるほどのものはない」といった理由から、何も書けていないという人も少なくありません。そこで今回は履歴書の項目のなかでも【特技】にフォーカス。何を書けばいいのかわからないという方は、ぜひご覧になってください。
何で履歴書に特技の項目があるの?
まず、なぜ履歴書に特技を記載する項目があるのかを考えてみましょう。前提として知っておいていただきたいのは、履歴書が採用担当者に“人となりをプレゼンするためのツール”だということ。証明写真や生年月日、職歴などがわかれば、ある程度の人物像はイメージできますが、特技がわかればより具体的なキャラクターが見えてくるはずです。自分自身をプレゼンするうえでプラスアルファの情報を伝えるための項目。それが、特技欄なのです。
特技と趣味の違いって何?
特技を記載する目的が、採用担当者により具体的な人物像をイメージしてもらうためということはおわかりいただけたと思います。しかし、履歴書の項目に目を向けてみると【趣味・特技】というようにひと括りで表記されることがほとんど。特技と趣味は、どのように切り分ければよいのでしょうか。
そのヒントとなるのが、特技と趣味の関係性です。考え方として、「特技は趣味が高じたもの or 趣味程度と思われたくないもの」という認識をしておけば問題ありません。具体的には「カフェめぐり」は趣味で、「コーヒーを飲んで銘柄を当てることができる(利きコーヒー)」は特技というイメージです。この判断軸を参考にすると、自分のなかでも特技と趣味の線引きが明確化するのではないでしょうか。
※「特技として語れるほどのものはない」という結論に至ることもあると思います。その場合は、趣味のみを記載すれば問題ないでしょう。
職務経歴書を作成するときに|意識したい3つのポイント
いよいよ特技を記載するわけですが、もちろん何でもかんでも書けばいいというものではありません。あくまでもプラスアルファの項目ですので、「コレ!」というものを1つか2つ記載するのがオススメです。記載するかどうかのジャッジポイントにしていただきたいのが、
●応募企業の業務で活かせそうか。
●面接で話が膨らむかどうか。
の2つ。業務で活かせるのであれば、採用するうえでのメリットになりますし、面接で話が膨らむキッカケになれば、面接官に好印象を与えることができるからです。では、どのような特技であれば該当するのでしょうか。事例を交えてご紹介します。
▼応募企業の業務で活かせそうな特技。
・「Macのショートカットをたくさん知っている」 ※デザイナー職などを志望の場合
・「ネイティブレベルの英会話」 ※海外営業職・貿易事務職などを志望の場合
・「ピアノ」 ※保育士などを志望の場合
▼面接で話が膨らみそうな特技。
・「ボディービルディング」
・「ダチョウに乗れる」
・「殺陣(たて)」などなど
以上が、履歴書に特技を書くときに注意していただきたいポイントです。履歴書に特技を書こうと思ったら、ぜひこちらを参考にしてみてください。特技だとすら思っていなかったものが、転職活動を後押ししてくれるかもしれませんよ。
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